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TKC-369  ニコライの「第九」 1952年 



型番 TKC-369
定価 2,530円(内税)
販売価格 2,400円(内税)
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作曲家ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン
曲目交響曲第九番ニ短調 作品125「合唱」
演奏者ヒルデ・ギューデン(ソプラノ)
ロゼッテ・アンダイ(アルト)
ユリウス・パツァーク(テノール)
アルフレート・ペル(バス)
楽団,合唱団ウィーン・ジングアカデミー合唱団
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮者 ヴィルヘルム・フルトヴェングラー
録音1952年2月3日  ウィーン・ムジークフェラインザール(ライヴ・モノラル)
コメントオタケンリマスタにより甦る「ニコライの第9」!
  「ニコライの第9」 は、従来より 「バイロイトの第9」 に匹敵する名演と言われて来まし たが、昨今のリマスタ盤の音質改善により、そのことがやっと明らかになって来ました。
 今回、当社のリマスタリングにおきましては、ノイズリダクションに伴うデジタル的漂 白化を避け、極力アナログ的雰囲気を残しつつも、録音年代の古さを全く感じさせ ない、眼前で演奏しているかのようなリアリティーを引き出すことに注力いたしました。 その結果、この演奏からウィーンフィルの魅力を、より一層感じ取れるようになったの ではないかと存じます。具体的には、第3楽章のどこまでも歌いぬいて行くヴァイオリン が、より可憐でチャーミングになったことなどですが、さらに重要なのは、フルトヴェン グラーのどのような解釈もクッションのように受け入れる、ウィーンフィルのふところの 深さを確認出来るようになったことです。これは、ソリストや合唱団にも言えることで、 バイロイト盤にはない魅力です。もちろんムジークフェラインザールのすぐれた音響 も、関係していることは間違いありません。これは、すべての面でバランスのとれた、 フルトヴェングラーの数ある第9の中でも、最もスタンダードなものになるのではない でしょうか? もし、同年にウィーンフィルで第9のスタジオ録音があれば、この様な スタイルの演奏になっていたと思われます。終結部、フェルマータの音響崩壊も、 今回は許容範囲内で、これを機会にこの演奏が広く聞かれることを期待致します。
                   オタケンレコード  太田憲志